季節はずれの桜が咲く理由と翌年桜はどうなるのか

【PR】

季節はずれの桜

季節はずれに桜が咲くことがありますよね。
春ではなく寒くなった秋に咲くのです。
なぜ秋に桜が咲くのか、そして、翌年の春はどうなるのか、ご紹介します。

季節はずれの桜が咲く理由

桜の花芽というのは、7月~8月に形成されます。
桜の木は葉っぱがついているうちは、また花が咲いちゃだめだよと休眠物質アブシシン酸というホルモンが出続けます。
葉っぱがなくなってしまうと、このホルモンが出なくなってしまいます。
その時、気温が上がるとつぼみが春と勘違いしてで花を咲かせてしまうのです。
いつもと違うということが起こるので、不時現象と呼ばれます。

桜が咲くには、葉っぱと気温が大きく関係します。
秋は、気温が高いけれども葉っぱがついているので花は咲きません。
冬は、葉っぱが落ち、気温が低くなるので、桜はまだ咲きません。
春は、葉っぱがない状態で気温が高くなるので桜の花が咲きます。

2018年の秋はソメイヨシノが季節外れに咲いてます

ウェザーニュースによると2018年10月12日から10月14日までの調査で、39都道府県354件の季節外れの桜が報告されています。

ソメイヨシノが開花してる理由は、台風24号などの塩害の影響です。
例年、この時期の桜の木にはたくさんの葉っぱがついていて紅葉しています。
https://www.instagram.com/p/Bb-6uS-HLym/?utm_source=ig_web_copy_link

桜紅葉という言葉があるくらい、秋にはきれいに桜の葉も紅葉するのです。
台風の塩害などの影響で桜の葉っぱが散ったことでホルモンバランスを崩したソメイヨシノが、最近の陽気で春と勘違いした可能性があります。
桜の葉っぱが散っても、暖かくならなかったら咲かなかったかもしれません。

翌年の春の開花に影響はでないの?

秋に咲いてる桜の花は、もう春には咲きません。
そうすると翌年の春は花見が望めなくなる、わけでもありません。
不時現象で咲く桜の花の数が少ないので、年の春の桜の開花についてはそんなに影響はないんですよ。

ただし、台風は強風が吹きます。
枝が折れたり、根元から倒れたりした桜は、さすがに花数は減ってしまいます。
適切な処置をして、見守ってあげることが大切ですね。

まとめ

季節はずれの桜が咲く理由は、台風などの影響で桜の葉が落ち、休眠物質アブシシン酸というホルモンがでなくなります。
その時、気温が上昇し暖かくなると桜が春と勘違いして咲くのです。
季節はずれに咲いた桜はもう咲きませんが、枝が折れたり倒れたりしていなければ、翌年の桜見物自体にはそんなに影響はありません。
桜の季節が楽しみですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【PR】

コメント